フィンランドの寝台列車・サンタクロースエクスプレスに乗る
サンタクロースエクスプレスとは、フィンランドのヘルシンキ中央駅〜ロヴァニエミ駅を8時間半かけてつなぐ寝台列車です。
その名の通りこれに乗れば、サンタクロースのいる「サンタクロースヴィレッジ」に行けるのです。
ちなみに「サンタクロースヴィレッジ」にサンタさんが住んでいるのではなく、あくまで仕事場で毎日出勤しているんだそうです。
フィンランドを訪れたらぜひ一度は乗ってみたい、夢がいっぱいつまった寝台列車に搭乗してきたのでレポします。
車体のサンタクロースの絵がかわいい。

サンタクロースエクスプレスの所要時間
今回はヘルシンキを19時30分発の列車を予約しました。
ロヴァニエミには翌朝7時に着きました。(約12時間の電車旅)
ちなみに順調に行けば8時間半で着きますが、雪の影響など当日の天候で遅延はよくあるそうです。
ヘルシンキとロヴァニエミは約825キロ離れているので東京から青森県津軽くらいの距離です。
意外とありますね!
そんなわけで、ロヴァニエミに行くには飛行機か列車になりますが、宿泊代も兼ねると考えると寝台列車はわりと使いやすい交通手段じゃないかと思います。
個室は取れる?いつ予約する?
座席は大きく2タイプに分かれます。
✔普通の座席(電車の1シート)
✔2段ベッド付き個室
個室にはシャワー・トイレ付きのものとシャワー・トイレなしのものがあります。
人気順で言うと、シャワー・トイレ付き個室>シャワー・トイレなし個室>普通座席 になります。
12月平日の便に乗りたかったので、約4か月前に予約しましたがその時点ですでにシャワー・トイレ付き個室は全部予約でいっぱいでした。
シャワー・トイレなし個室もラスト1室だったので急いで予約。
ど平日でしたが、12月のピークシーズンということもあり、すごい人気です。オフシーズンだともう少し取りやすいのだと思いますが。
フィンランド国営鉄道・VR公式サイトから予約しました。払い戻しは不可なので注意。
12月平日・シャワー・トイレなし個室・2名1室 約29,000円でした!
ひとり15,000円弱で移動+宿泊代と考えれば割安に感じますね。
ちなみに個室ではない普通のシートは夜行バスみたいな感じでした。
座席も特に広くなく固め。雑魚寝になります。
若い方、体力に自信のある方にはお安く乗れていいかもしれません。
寝台列車・サンタクロースエクスプレス 寝心地・乗り心地をレポ
私たちが予約したシャワー・トイレなし個室は車いすの方でも使いやすい広め個室でした。
出発するとすぐに車掌さんがチケットを見に来るので準備しておくとスムーズ。
中はこんなかんじ。

シングルサイズの2段ベッド。
ミネラルウォーターもひとり1本ついてました。イラストがかわいい。

トイレはないですが、部屋を出てすぐ前が共有トイレだったので問題なし。
シャワーなしでしたが、小さい洗面台はついていました。
2段ベッドは固すぎなくて安心。ブランケットもありました。ベッド横に充電ポートと読書灯もついてました。充電速度も悪くないです。
疲れていたからか、音もそんなに気にならず問題なく寝られました。
サンタクロースエクスプレスの共有シャワー&食堂車!
私たちの部屋はシャワーなしだったので、共有のシャワーを夫が使いに行きました。
共有シャワーは利用制限なし。空いていたら使えます。
さっそく使ったそうですが、待てど暮らせどお湯は出ず…結局水しか出なかったそうです。笑
夏ならまだしも、冬の水シャワーは厳しいですね。
私はボディシートを持ってきていたのでそれでしのぎました。
共有シャワーに限らず、お湯は期待しない方がよさそうです。
続いて食堂車にも行ってみました。
注文するところはこんなかんじ。アルコールもあるみたいなので、ゆったり過ごせそうです。


内装もなんだかかわいい。
寝落ちしてしまったので早朝4時半頃行きましたが営業してました!
さて早朝ですが、サーモンスープとホットココアを注文。

ホットココアは粉にお湯を入れて作ってましたがこのチープさがまたおいしい。
サーモンスープもさっぱり食べられました。
早朝に食べたからかあったかいものがしみる…。
サンタクロースエクスプレスに乗ったら食堂車には必ず行ってみてください♪
まとめ
近年めっきり寝台列車に乗る機会はなくなってしまいましたが、久しぶりに乗ってめちゃくちゃテンション上がりました。
夜出発するってなんだかわくわくしますよね。
あと、サンタの絵がよりわくわくを高めてくれます。
サンタクロース村に行く方はぜひ参考にしてみてください♪
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