伊豆の穴場温泉 修善寺温泉
静岡県といえば、熱海温泉や伊東温泉などが有名ですが、ここ修善寺温泉は穴場だったので紹介します。
修善寺温泉とは、静岡県のしっぽの先、伊豆市にある温泉街です。
東京からだと特急や新幹線で2時間+地元のバスで10分ほど。車でも3時間ほどで行けます。
熱海や箱根に比べて人も多くなく過ごしやすい。週末旅行にぴったりです。
修善寺温泉の人気宿、湯回廊 菊屋!

修善寺温泉に宿泊することになり、どこに泊まろうかと宿を探していたところ、こちらのお宿を発見。
大正時代の建物をそのまま使っているところに惹かれ即決しました。
湯回廊・菊屋は文豪・夏目漱石が療養した場所としても有名です。
今は共立リゾートが運営し、当時の面影を残しながらも泊まりやすい旅館になっています。

「修善寺温泉」のバス停の目の前にあるので便利。
バスを下車して宿に向かいます。

中に少し入っただけですでに大正感たっぷり…!
当時の建物がよく手入れされているのが分かります。
ここで流れる川を眺めながらチェックイン。館内案内図をもらい、夕食や夜食、フリードリンク、温泉、居室の案内がありました。
ちなみに食事時間は17:30と19:45から選べます。
渡り廊下には高級そうな椅子が置いてあり、川を見ながらゆっくりできそうです。

今回は2021年に新しくオープンした「水の語り部」という別邸に泊まりました。
全室温泉風呂がついているのが魅力。
「水の語り部」宿泊者のみ、このつり橋を使うことができます。なので、入り口には鍵がかかっています。鍵は持ち歩き必須ですね。
深夜1時から朝4時までは旅館のほうで完全に施錠されてしまうそうです。

温泉風呂付客室、「水の語り部」をレポ
2021年に新設されただけあって、中は新しくてきれい!

入って右手に客室風呂、左手にベッドルームがあります。

ベッドの横の大きな窓から桂川が眺められます。川がほんとに近くなので大迫力でした。
お部屋にはお茶とコーヒー、ゴマせんべいが用意してありました。
ミニ冷蔵庫にはペットボトルのお水2本と一口みかんゼリーも。
部屋のアメニティは、歯ブラシや使い切りスキンケア、ヘアゴムなど宿泊に必要なもの一通りそろっているので安心です。
お手洗いもとてもきれいでうれしいです。

さて、お待ちかねの客室温泉!

こちらは脱衣場の壁にあるスイッチを押すだけで湯が出るので簡単。
追い炊きはないので冷めてきたらつぎ足すスタイルです。
さっそくスイッチを押すと、お湯が勢いよく出てきます。
源泉かけ流しなのかめちゃくちゃ熱い!お風呂場にあるかき混ぜ棒で冷まします。
入り心地は言うまでもなく最高…!
浴槽は大きくないですが木のぬくもりを感じます。
なによりプライベートな空間で温泉が楽しめるのがうれしいですね。
客室風呂付の部屋を取るかどうか迷いましたが選んでよかった。
横のすだれを上げるとすぐそばに桂川が流れているので川音を聞きながらゆったり浸かれます。(川の音は結構大きいので注意。)
朝と夜の2回入りました。ついつい長湯。
館内のお風呂は全6種。楽しみつくす大人宿
大浴場は内風呂と露天風呂があります。
お湯はぬるめなので長時間入れますが湯船は狭く普通の大浴場の半分くらいです。
脱衣場も狭かったのでピーク時は結構いっぱいになるかも。
温泉が多くて入りきれなかったので、私は内風呂のみ入りました。
内風呂大浴場を上がったところには湯上りアイスの用意がありました。これはうれしい♪
火照った身体をアイスで冷やします。

貸し切り温泉は空いていればいつでも利用OK。表の札を「使用中」にしておきます。
露天風呂2つと内風呂2つありました。中はこんなかんじ。


意外と空いていたので、露天と室内のどちらも1回ずつ入ることができました。
食べきれない!無料サービスの嵐
共立リゾートが運営しているため、ここはフリーでいただける飲み物、食べ物が多いんです。
まず、共有のフリードリンクを取りに本館へ。
このフリードリンク置き場がまたいい雰囲気なんです。まるで大正時代にスリップしたみたい。

こちらにはコーヒーサーバー、水出しコーヒー、夕方は乳酸菌ドリンク、朝は牛乳とコーヒー牛乳が用意してあり、24時間利用できるそうです。
そしてなんと、駄菓子バーが。懐かしくてなんだかうれしくなります。

ここは中庭もすてき。館内にあるドリンクバーは21時30分まで飲み放題。ジュースはもちろん、レモンサワー・ハイボールなどのアルコールが飲めるので、中庭で景色を楽しみながら大人な時間を過ごせます。
お風呂から上がると、静岡おでんの「おしのぎ」サービスが。
18時~18時30分限定でのサービスだそうです。夕食までの小腹が空いた時間にありがたい。

私はアルコールは飲めないのですが、夫はレモンサワーと一緒に食べて幸せそうでした。
夕食後、22時~23時には夜泣きそばのサービス。

すでに満腹でしたがおいしそうな匂いにつられ、つい食べてしまいました…。
夜中に食べるラーメンってなんでこんなにおいしいんでしょうね…。
お腹パンパンになって寝られます。
夕食は会席、選べる朝食
お楽しみの夕食は会席料理でした。
食事会場は個室でプライベートな空間でした。

伊豆みかんジュースと焼酎をいただきました。こちらは別料金。

メインは選ぶスタイルだったので、ビーフシチューと黒豆リゾットをチョイス。

しめは梅ちりめんごはんと筍ごはんにしました。
デザートのマンゴープリンまでついていて量も味も大満足でした。
朝は和食か洋食か選べました。迷わず和食をチョイス。

品数も多くおいしかったです。
ただごはんが少なめ&炊き立てではなく少し硬かったのが残念でした。
おばんざいはどれも味付けがよく、特にイカの塩辛が絶品でした。
まとめ
はじめての湯回廊 菊屋の宿泊でしたが、温泉をたっぷり楽しめました。そしてフリーサービスが大充実で1泊2日では足りないくらいでした。
こちらはなんといっても大正ロマンあふれる雰囲気がすごく素敵で、ノスタルジックな気分になれました。昔の建物を手入れして使うっていいですね。
修善寺温泉は初めて行きましたが、箱根や熱海より落ち着いていて大人の温泉街という雰囲気ですが、周りのお土産屋さんは数件で数も少なく17時ごろには閉まってしまうので、
外に出なくても楽しめる湯回廊・菊屋のようなお宿をチョイスするとよいと思いました!
しっぽりと大人の旅を楽しまれたい方はぜひ行ってみてください♪
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